福岡県立福岡中央高等学校同窓会香蘭会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。香蘭会会長の佐伯裕子と申します。昨年度まで5年間、母校の校長を勤めさせていただき、このたび令和5年度総会にて第4代会長を拝命いたしました。現職を退いた後まで母校に携わらせていただく光栄とともに、これまでの香蘭会の歴史と伝統を受け継ぐ重責に身の引き締まる思いではございますが、母校と卒業生の皆様そして福岡中央高校に思いを寄せてくださるすべての皆様のために尽力する所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 母校は今を遡ること125年前、明治31年6月、福岡市立福岡高等女学校として創設されました。明治41年に県立に移管、校舎は今の新天町付近の因幡町にありましたが、昭和8年、現在の平尾に移転しました。創立以来50年間、高等女学校として県下の女子教育を担い、「県立」といえば本校のこと、という時代でありました。私事で恐縮ですが、私の祖母は高等女学校29回卒、母は49回(高校2回)卒でありまして、3代目の私はいわば生まれる前から香蘭会にお世話になっていたと言えましょう。 昭和24年、学制改革により男女共学の福岡中央高等学校になりました。新制高校として、校歌に歌われる「暢達の気象」の如く、明るくのびのびとした校風の基礎が築かれました。明治、大正、昭和、平成、そして令和の御代へと時代は移り変わりましたが、校訓「誠意」「仁愛」「努力」のもと、「文化の香り高い校風」「品格ある生徒の育成」を校是とし、落ち着いた学校文化を脈々と継承発展させています。近年はますます進学や部活動に活躍を果たし、国際交流も一層盛んに行っています。同窓会香蘭会として、母校で活躍する現役中央生たちを大いに励まし、支援して参りたいと存じます。多くの先輩に恵まれ、応援していただいていることは福岡中央高校の大きな力になっています。 同じ学び舎で青春のひとときを過ごした中央生は、卒業後は「香蘭会」の名前の由来、「非以無人而不芳(人無きを以て芳しからざるに非ず)」(詳細はHPをご参照ください)の通り、それぞれの場所で自ら芳しい香りを放ちながら活躍されていることと拝察いたします。同窓会香蘭会は卒業生の皆様の懐かしい高校時代のよすがとして、繋がりを大切に、一層の連携と親睦を図って参ります。どうぞよろしくおねがいいたします。 結びに、皆様のますますの御健勝と母校福岡中央高校の御発展をお祈り申し上げ御挨拶とさせていただきます。
令和5年7月
福岡県立福岡中央高等学校同窓会香蘭会
|
第4代会長 佐伯裕子(高校33回)
|
|