香蘭会会員皆様方そして関係各位におかれましては、ますますご清祥のことと拝察申し上げます。私どもの母校福岡県立福岡中央高等学校は、平成30年6月6日をもちまして、めでたく創立120周年を迎えました。6月8日120周年記念講演では、「日本航空(株)常務執行役員権藤信武喜氏(高27回)」が機長としての体験を話され、生徒の皆さんへ大いなる夢と希望とを与えて下さいました。7月7日にはホテルニューオータニ博多におきまして、120周年記念同窓会香蘭会総会が開催されました。折からの豪雨の翌日ではございましたが、800名を超えるご参加を得て盛大かつ厳粛に開催されました。当日は、約20名の旧制高等女学校時代のご卒業の方々から今年度卒業の高校70回の方々まで一堂に会して、年齢の違いこそあれ、会が進むにつれて醸しだされる和気藹々とした様に、さすがは青春のひとときを同じ平尾の丘に過ごした同窓の集まりであることを強く実感いたしました。次いで7月11日にはアクロス福岡シンフォニーホールにおきまして記念音楽会を開催し、九州交響楽団の格調高い演奏や、吹奏学部、在校生のバイオリンとのコラボ演奏等に感動された方も多かったことと拝察いたしております。また創立120周年記念事業の一環として、2号館にエレベーターが設置されました。皆様方がご来校の折には是非ともご覧ください。更に年々着々と栄光の歴史を刻み続ける母校の歩みを残すべく「120周年記念史」の編纂も進めております。私どもの母校は建学以来の校訓「誠意・仁愛・努力」のもと、「文化の香り高い校風」と「品格に富む生徒の育成」を校是とし、明治以来長き歴史を誇る伝統校として、更には県下屈指の名門校としての歩みを続けてまいりました。これからもますます文武相兼ね備えた進学校として更なる発展を続けますことは確実と申せましょう。最後になりましたが、多くの方々から多額の賛助金をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。今後母校の発展の為、有効に使わさせていただきたいと存じます。巡り来る春には必ずや満開となる校門の八重桜のごとく同窓会香蘭会の皆様方のより一層のご健勝とご活躍とを祈念いたしまして結びとさせていただきます。
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